一般企業への就職を目指す方を対象に、2年間のサポートを行う障害サービスの一つです。
私たちはそれを脳機能障害のある方向けにアレンジしてご用意しました。
1. 作業療法士によるフォロー体制
作業分析と評価
どのような作業が適しているかを見極めます。これにより、就労の可能性や課題を把握し、適切な就労支援プランを策定します。
就労スキルの習得
就労に必要なスキルを習得できるように、具体的な作業やプログラムを提供します。例えば、時間管理、コミュニケーションスキル、仕事における集中力や持続力を養うトレーニングなどが含まれます。
日常生活の支援
日常生活での課題に対する支援も行います。就労に向けて、生活リズムの確立やストレス管理、健康維持など、仕事に必要な日常生活の基盤を整えるサポートを行います。
2. ヴィジョン・トレーニング
脳の活動が低下することで、意欲が低下したり、感情が起こりにくかったり、コントロールしにくかったり、といったことが生じやすくなります。
専用の動画やゲームで脳機能そのものを向上し改善を目指します。
また、カードゲームやテレビゲーム、動画など楽しめる要素もうまく取り入れ、本来の感情や思いを引き出したり、楽しく体を動かしたりできるよう工夫しています。
3. 復職に向けたサポートが充実
求人情報の提供と就職マッチング
利用者に適した求人情報を提供し、企業とのマッチングを支援します。職場見学や面接の調整なども行い、就職活動を支援します。
職場実習の調整
実際の職場環境で短期間働く職場実習を手配します。この経験により、その仕事に適しているかどうかを確認し、スムーズな就職につなげます。
面接対策
模擬面接を行い、実際の面接でどのように振る舞うか、どのような質問に対してどう答えるかを練習します。緊張を和らげ、自己表現を効果的にできるように支援します。
履歴書・職務経歴書作成支援
就職活動に欠かせない履歴書や職務経歴書の作成を支援します。適切な書き方を指導し、自分の強みをアピールできるようにサポートします。
職場との連携
実際の職場環境に適応するためのサポートも行います。作業療法士は、職場での適応力を向上させるためのアドバイスを行い、職場での課題を解決するための工夫や職場との連携を支援します。